初めて分配金を受け取った話

お知らせが来た

分配重視型の記事で、100円だけの投資でも投資信託の分配金を貰えるか気になっていた管理人、

一部の銘柄の設定を「受取」にして結果を待っていたところ、とうとうSBI証券から「汎用累投収益分配金のご案内」電子交付のお知らせというメールが送られてきました。

おぉ、これは。分配金受け取れそう!

何だか選考結果の通知を受け取った気分です。


いそいそと「電子交付書面」を覗いてみると、

分配金支払い予告~!

「先進国好配当株式ファンド(3カ月決算型)」が5月7日の決算で、5月13日に支払いが行われるようです。


収益分配金のご案内の中身

で、一体いくら貰えるんだろう。1円かな~、2円かな~と思って見てみると、

9円!?

投資信託購入後約2週間で、9%も貰えるのって凄くない?


しかし、9円の内訳は、「2円」と「7円」



……こ、これはもしや、噂のタコ足分配。

タコ足分配とは

分配金には2種類あり、「普通分配金」はファンドの利益から支払われるものですが、「元本払戻金(特別分配金)」は、元本を切り崩して払われる見せかけの分配金です。

タコが自分の足を食べて我が身を削ってしまう様に例えられているのです。

え~、普通分配金で2円払えるなら、それだけで良いのにぃ。

見栄っ張りなんだからぁ。


投資額が100円だけなので、9円もらって(大半は自分のお金の逆流)どうすんじゃいって感じですが、100万円なら9万円(本当は2万円だけど)。通常では放置して見守るだけの投資信託への投資で、何らかの嬉しい動きがあるのは良い部分もあると思います。

ただ、得したと思って逆に資産が減っていたとならないように要注意です。他の銘柄がぐんぐんプラスの成績を上げている中、損益が上がらないどころかマイナスになっている銘柄を持ち続けるのも辛そうです。


全部持ちで分配金を受け取った記録は、別ページで表にまとめていきます。


もらえなかったファンド

この銘柄の他に、「受取」に設定している日興-ラサール・グローバルREITファンド(奇数月分配型)が同じく5月7日の決算でした。

約1万円につき50円の分配があったようですが、分配金が1円未満の場合は払出無しとなっているようで、何の音沙汰もありませんでした。

奇数月ごとに小数点以下を没収されていくのもどうかなと思うのですが、一応「受取」設定のままでいってみたいと思います。

後日、1円未満の分配金に1円を払い出してくれたファンドもあったので、トータルではとんとんと思っておきます。


新NISA対象銘柄のタコ足分配

タコ足分配は運用益があっても無くても頻繁に分配金を出さなければならない「毎月分配型」の商品で多く見られたため、新NISAでは「毎月分配型」は対象から外されたようです。

じゃ~新NISAではタコ足分配はあんまり関係無いことなのかなと思ってたら、結構多いよタコ足分配!

今回初めて分配金を受け取ったこのファンド以降、続々とタコ足分配を受けています。

もしかしたら、新NISAで新規参入した投資家さんたちを呼び込むために普段より盛っちゃったファンドもあったりします?

タコ足分配って、投資家にとっては何かメリットあるんでしょうか。

素人考えですが、新NISAに採用される銘柄には、「対象銘柄はタコ足分配禁止」の制約とかを作るのはダメなんでしょうか。

〇〇危機や〇〇ショックでもなく、なんなら株価も好調と言われる今、普通分配金無しでタコ足分配しか出していない銘柄とかは大丈夫なのかと心配になります。

「新NISAの対象に選ばれているから国のお墨付きの安心銘柄だ」とか、「分配金が高額出ているから良い銘柄だ」などと勘違いしないようにしたいものです。

私たち投資家が勉強不足で商品の本質を見ないで単純に「分配金の多い銘柄」を選んでしまうゆえにこういう商品を作らせてしまっているとしたら、こちらも反省しなければならないかもとも思います。

コメント